税金を入金していないので警察沙汰になるなどと、息子になりすまして82歳の女性から現金50万円をだまし取ったとして、福岡市の19歳の少年が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、福岡市に住む無職の少年(19)です。
警察によりますと、少年は今年7月7日、大分市内に住む82歳の女性の息子になりすまして「株取引の税金を払っていない関係で口座が凍結され、きょう中に50万円入金しないと警察沙汰になる。法律事務所の者が取りに行くからお金を渡して」などとウソを言い、女性の自宅で現金50万円をだまし取った疑いがもたれています。
女性が息子に確認したところ、電話をかけた事実はなく、翌8日に警察に相談しました。その後、警察は防犯カメラの解析などから少年を特定。全国に指名手配していました。
少年は同じ手口の詐欺未遂事件で8月26日に山口県警に逮捕されていました。
警察は認否について明らかにしておらず、少年が詐欺事件の受け子の可能性があるとみて、だまし取った現金の使い道や動機などについて調べを進めています。