大阪・関西万博で4日、大分県豊後高田市に300年以上伝わる郷土芸能「草地おどり」が披露されました。

「草地おどり」は、徳川8代将軍・吉宗の享保の改革で倹約が奨励された時代に、農民の間で娯楽として広まったとされる踊りです。以来、300年以上にわたり受け継がれてきました。

4日は大阪・関西万博の特設ステージで、保存会のメンバーが口説きや太鼓、三味線の音色に合わせて踊りを披露。多くの観衆を魅了しました。

保存会はこれまで国内外で公演を行っており、55年前の大阪万博にも出演しています。

保存会は「世界中の人が訪れる万博で草地おどりの魅力を発信できてよかった」と話しています。