夏休みのいま旅行業界は書き入れ時です。独自のサービスや魅力を打ち出して集客につなげる新たな戦略が続々と登場しています。

大分県杵築市に7月、全国的にも珍しい車中泊専門のレンタカーショップ「Parks おおいた」がオープンしました。

広報戦略部 木元慎之介さん:
「コンセプトはキャンピングツーリズムをもっと広めたいと思っていまして、新しい旅のスタイルとして“車中泊”をどんどん広めていけたらと思っております」

この日は、山口県への観光を予定している夫婦が店を訪れました。

(利用客)「キャンプじゃなくて今回は車中泊で借りようかなと思いました。内輪差とか考えなくて運転できるのでいいかなと思います」

車内では、椅子やテーブルを収納すると、大人2人・子ども1人が横になることができ、料金は1日で1万4800円からと比較的手軽に借りることができます。

広報戦略部 木元慎之介さん:
「車中泊なので、泊まる料金はレンタカーの中に含まれています。2人・3人で1万円前後で泊まれるので、お得にお楽しみいただけると考えています」

県のまとめによりますと、大分県内で去年、ホテルや旅館を利用した宿泊者は外国人客が大幅に増加し、過去最多となり、国内客との合計も記録を更新しました。このような中、リーズナブルに宿泊できる新しい旅のスタイルにも注目が集まっています。