気象庁は24日、マリアナ諸島で台風9号が発生したと発表しました。日本の南にはすでに台風7号と8号が発生していて、“トリプル台風”の状態となっています。
気象庁によりますと、マリアナ諸島で24日正午、熱帯低気圧が台風9号に発達し、ゆっくりした速さで北北西へ進んでいます。
中心の気圧は1002ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。
台風9号はその後も北上し、29日午後3時の予報では小笠原近海でほとんど停滞し、中心気圧は990ヘクトパスカルとなる見込みです。

一方、台風7号は、宮古島の東約230キロの海上を1時間におよそ15キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は992ヘクトパスカルで、その後は西へ進み、5日未明にかけて沖縄地方に最も接近する見込みです。26日午後3時の予報では、 東シナ海で熱帯低気圧に変わると見られています。
また台風8号は、24日午後3時には南シナ海にあって、ゆっくりした速さで東南東へ進んでいます。中心の気圧は985ヘクトパスカルで、27日にかけて沖縄へ近づき、同日午後3時の予報では、熱帯低気圧になる見通しです。