ホーバークラフトの定期航路が当初の計画から1年4か月遅れでいよいよ26日土曜日に就航します。空港アクセスの改善や観光振興につながるか――運航会社は次なる一手も見据えています。

社員一丸となって安全就航へ

16年ぶりに定期航路として大分の海に復活するホーバークラフト。7月26日の就航を前に一般向けの乗船会が行われました。

一般向け乗船会(21日)

(乗客)「この日が来ることをずっと待っていました。昔のようにホーバーで空港に行けるというのが、すごく便利になって良かったなと思っています」

ホーバークラフトは全長26メートルで定員は80人。最高時速およそ83キロで海上を進み、片道35分で大分市と大分空港を結びます。

大分第一ホーバードライブ 小田典史社長:
「平常心で何があっても慌てずにやろうと。社員一丸となって26日を安全に就航して終わるのが一番の目標になっている」

ホーバークラフトは1971年から大分市と大分空港の間を運航していましたが、利用客の減少などに伴い2009年に廃止されました。

2009年に廃止されたホーバー

こうした中、前の広瀬知事は県庁所在地から空港までの不便さの解消につなげるため、2020年に再導入計画を発表。船体の購入や発着場の整備は県が行い、運航は民間事業者が担う上下分離方式で、当初は去年3月までの就航を目指していました。