交通事故で兄を亡くした小学1年の女子児童が交通安全の作文コンクールで入賞し、学校の全校集会で一度も会うことができなかった兄への思いや、交通ルールを守ることの大切さを訴えました。

交通安全ファミリー作文コンクールで警察庁交通局賞を受賞したのは、大分市立野津原小学校1年の竹山明里さんです。

竹山明里さん

竹山さんは9年前に兄の沓里くんが交通事故で亡くなったことを受けて、両親と一緒に交通安全運動を続けています。竹山さんは全校集会で受賞した作文を披露。緊張で涙を流しながらも一度も会うことができなかった兄への思いや、交通ルールを守ることの大切さを訴えました。

(大分市立野津原小学校1年・竹山明里さん)「交通安全をして毎日手を挙げて横断歩道を渡ります。車の人は止まってください。スピード運転、よそみ運転はしないでください」

県警は「子どもたちの交通安全の意識が高まるきっかけになってほしい」と話しています。