中国で旧正月にあたる春節の大型連休がスタートしました。春節前後の40日間で延べ90億人が移動するともいわれ、日本にも多くの観光客が訪れます。キーワードは「深度游」。日本の伝統文化を体験できる旅行に注目が集まっています。

旅行の価値観に変化

全国有数の観光地、大分県由布市湯布院町でも、土産物店などが立ち並ぶ人気スポット「湯の坪街道」に大勢の外国人観光客が訪れていました。

湯の坪街道

(韓国からの観光客)「湯布院には家族で初めてきました。とても落ち着いた雰囲気の場所でいい時間を過ごしています」

(台湾からの観光客)「たくさん飲食店もあるし、とてもきれいで素晴らしい」

今年の春節は8日間で、中国政府は前後40日間に移動する人が過去最多の延べ90億人にのぼると予測しています。円安と観光ビザの緩和で日本の人気は高まっていますが、中国では旅行自体の価値観に変化がみられると専門家は指摘します。

九州観光機構 川村和彦部長:
「中国で流行っている『深度游』という言葉があります。従来型の観光ではなく、日本文化をしっかりと体験したいという旅行が人気になっています」