クラブ創設31年目を迎えた大分トリニータ。去年J2で16位に沈んだチームにセレッソ大阪から清武弘嗣選手(35)が16年ぶりに復帰。移籍を決断した理由やチームの現状、そして自らの使命について胸の内を明かしました。
セレッソで引退すると思っていた…
清武:
「去年は難しいシーズンでした。サガン鳥栖からオファーをもらって、約7年ぶりの移籍だったので、すごく新鮮な気持ちでしたが、J1残留に導けなかったので悔いの残るシーズンでした。ただ、出場した試合では思い描いているプレーはできているし、焦らずにやっていこうと思っています」

大分市出身の清武弘嗣選手はトリニータの下部組織で育ち、2008年にトップチームに昇格。その後、セレッソ大阪やドイツの1.FCニュルンベルクなど国内外のクラブに移籍し、主力選手として活躍しました。近年は相次ぐけがに苦しみ、去年の夏にはレンタルでサガン鳥栖に移籍していました。

清武:
「正直言うとセレッソで引退すると思っていました。10月にトリニータと鳥栖が練習試合をした際に話をさせてもらい、トリニータがオファーをしてくれたので、もうそこはトリニータに帰ろうと思いました」
「自分が生まれ育った地元で最後にプレーするんだったら、やっぱり目標がいる。J2にいてJ1に上がる。その目標に向けて地元のクラブで自分の力を使うことができればうれしいという話をさせてもらいました」