大分県内では14日、新たに771人の新型コロナ感染が発表されました。感染者数が減少傾向にある中、オミクロン株に対応した新たなワクチンの接種が来週以降、始まります。

感染が確認された771人を年代別にみると10代が140人と最も多く、若い世代の感染が目立っています。

居住地別では大分市306人、別府市65人、日出町12人、杵築市16人、国東市9人、臼杵市31人、津久見市4人、由布市31人、佐伯市26人、豊後大野市32人、竹田市4人、日田市64人、玖珠町9人、九重町7人、中津市93人、宇佐市44人、豊後高田市9人、県外9人となっています。

新たなクラスターは4件、日田市内の福祉施設ではこれまでに22人の陽性が判明しています。療養中だった70代と80代の患者の死亡が発表され、新型コロナによる県内の死者は331人となりました。

一方、オミクロン株に対応したファイザーとモデルナ製の新しいワクチンについて、国は14日、全額公費負担とすることを決定しました。大分県内には9月19日以降、3週間で26万回分が発送される見通しです。各自治体では接種の準備を進めています。まずは従来のワクチンで4回目接種の対象となっている高齢者や医療従事者が新しいワクチンの接種対象となり、10月中旬以降には2回以上接種した12歳以上のすべての人が接種対象となる見通しです。