大分市で行方が分からなくなっている元会社員、五條堀美咲さん(30)や別府市で今年6月に起きた大学生2人死傷ひき逃げ事件について、大分県警は8日の会見で捜査状況について説明しました。

ひき逃げの疑いで公開手配されている大分県日出町の会社員八田與一容疑者(26)は6月29日、別府市野口原の県道で赤信号で停止していた原付バイクとオートバイに軽乗用車で追突。大学生2人を死傷させそのまま逃走した疑いが持たれています。


(県警・渡辺豊士交通部長)「被疑者を発見、逮捕するため被疑者が立ち回る可能性のある場所や公開捜査により得られた情報について、引き続き所要の捜査を行っている」

県警には8日までに65件の情報が寄せられ、このうち大分県内から18件、県外から29件の目撃情報がありましたが、八田容疑者につながる有力な情報は得られていません。

一方、大分市横尾の元会社員、五條堀美咲さん(30)の行方が分からなくなって今月で6年となります。


(県警・芦刈宗治生活安全部長)「今もなお必ず発見するという信念をもって、やれることは全てやる。まだやれることはないかという気持ちで発見活動を継続してまいります」

今年に入って県警には30件の情報が寄せられていて、引き続き情報提供を呼びかけています。