屋外温浴施設「東洋のブルーラグーン」計画について、大分県別府市の長野市長は政治的な決断として鍋山付近で事業化を進める方針を表明しました。
これは25日の定例会見で別府市の長野恭紘市長が発表しました。別府市が設置した基本構想策定委員会では「東洋のブルーラグーン」を整備する候補地として4つの地区から上人ヶ浜地区が最適と答申していました。
こうしたなか、25日明らかになった予定地は明礬温泉の西側に広がる「鍋山付近」。委員会では上人ヶ浜地区に次ぐ評価でした。予定地を答申案から変更した理由について長野市長は「泉源の確保や景観などを総合的に勘案した結果」と説明しました。

(別府市・長野恭紘市長)「当然最終的には政治的な決断を私どもが下す場所はしぼりました。やるということを前提に今から具体的な調査に入るそういう段階だと思います」
別府市は9月1日から始まる予定の市議会に関連予算案を提出し、今年度中に鍋山周辺で調査を実施する方針です。