感染急拡大にともない、大分県内で自宅療養している陽性者は29日現在、1万人を超えています。突然の自宅療養に備えて何を準備しておけば良いか、県の担当者に聞きました。
7月から大分県内でも第7波に入り、感染拡大が続く新型コロナ。29日現在の感染者のうち宿泊療養と入院は合わせて847人、自宅療養者は実に1万人を超えています。
(県福祉保健部・藤内修二理事)「オミクロン株になって重症化のリスクが減ってきたので、ほとんどの方が自宅療養でOKになりました。宿泊療養の意義というか位置づけが少し変わってきたと考えている」
急な自宅療養に備えて何を準備しておく必要があるのでしょうか。
(県福祉保健部・藤内修二理事)「コメがちゃんと家にある上で、あとはおかずの材料。いつもより冷凍食品を多めにストックしておく。あるいはレトルトなども普段より多めに購入しておくと十分と思います。一番困るのが、のどの痛みがひどい方がいらっしゃって食べられない。ゼリーやヨーグルトのようにのど越しが良くて、一番きつい時をうまく乗り切れるのではないかと思います」
夜間や休日に体調不良になると医療機関がひっ迫して診察まで時間がかかることもあり、症状を和らげるために市販薬を備えてほしいと呼びかけます。
(県福祉保健部・藤内修二理事)「解熱剤があればのどの痛みや発熱、両方抑えられます。ただ咳が出たり鼻づまり鼻水といったような風邪の症状も伴いますので、自分はいつもこれを飲むんだみたいな総合感冒薬の中に実はアセトアミノフェンに代表されるような解熱剤の成分も含まれますので、総合感冒薬をしっかり確保しておくということでも大丈夫だと思います」
一人暮らしで頼る人が少ない場合などは保健所から数日分の食料を支援してもらえますが、できるだけ備蓄や知人を頼ってほしいとしています。
(県福祉保健部・藤内修二理事)「外出自粛ということになれば本当は10日分が望ましいですが、家族の人数×1週間分の備蓄があれば大丈夫と思います」