貸会議室の大手ティーケーピーが、JR大分駅前に来年10月の開業を目指す、都市型ホテルの起工式が行われました。
大分市出身の河野貴輝さんが社長を務める貸会議室の大手ティーケーピーは、JR大分駅前に来年10月、アパホテルを開業する計画を進めています。
建設予定地で6日、起工式が行われ、関係者およそ30人が参加して工事の安全を祈願しました。
建設されるホテルは12階建てで、255部屋を備えているほか、最上階には温泉の大浴場が設置され、国の内外から観光、ビジネス客の利用が期待されています。
(ティーケーピー・河野貴輝社長)「インバウンドの方々、インバウンドの企業単位の方々、そして今まで通り個人の旅行者、ビジネスマンも使っていただける。そういったハイブリッドな施設としてオープンしたい」
一方、同じくティーケーピーが手がける、別府市の上人ヶ浜公園の再開発事業は、別府海浜砂湯の改修に加えて、コテージやレストランなども併設する計画です。しかし、地元から自然や景観の保全を求める声や、他の施設への経営圧迫を訴える意見があがり、着工の延期が続いていました。
こうした中、河野社長は6日、まもなく、工事に着手する考えを示しました。
(河野貴輝社長)「客室数を大幅に減らしまして、松の木を残した状態の公園、倒木のおそれがあるもの以外は全て残して、地元の方にも、非常に喜んでいただける、楽しんいただける公園を更に目指していきたい」
(別府市・長野恭紘市長)「別府を代表する施設・エリアとして、ますます魅力を高めていただけると思っておりますので、一日も早い着工・完成に向けて、お互いに協力していきたい」
上人ヶ浜の再開発事業は来年春に開業する予定となっています。