夏の高校野球県大会は22日、準決勝2試合が行われ、佐伯鶴城と大分舞鶴の試合は劇的な幕切れとなりました。
第一試合は第1シードの大分舞鶴と26年ぶりの夏の甲子園出場を目指す佐伯鶴城が対戦しました。
1対1の同点で迎えた5回表。佐伯鶴城はヒット2本と相手のエラーで1点を追加します。なおもワンアウト3塁・2塁の場面で打席には6番・疋田。センター前への2点タイムリーで4対1とリードを広げます。
一方、大分舞鶴はその裏、2本の長短打でワンアウト3塁・1塁のチャンスを作ると2番・糸永の打球はセンターオーバーとなり、タイムリースリーベースで1点差に追い上げます。
さらに4番・甲斐の打球はショートの手前でイレギュラー、タイムリーとなって同点に追いつきます。
互いに譲らず4対4の同点で迎えた8回表。佐伯鶴城はヒットとフォアボールなどでツーアウト3塁・2塁とし5番・阿部。レフト前へ弾き返し勝ち越しに成功します。
続く6番・疋田、左中間を深々と破ると1塁から阿部が一気にホームに返り、突き放します。
このままでは終われない大分舞鶴は最終回。相手のエラーなどで1点を返し、さらに6番・田中、7番・青柳が連続タイムリー土壇場で同点に追いつきます。
なおもワンアウト満塁のチャンスで8番・後藤。放った打球はセンター前に…
大分舞鶴が最終回に3点差を逆転し8―7。今大会2回目となるサヨナラ勝ちで決勝に駒を進めました。
準決勝第2試合は明豊が11対3の7回コールドで津久見に勝ちました。
24日の決勝は春夏連続の甲子園出場を目指す大分舞鶴と2年連続の出場を狙う明豊が激突します。
