投手有利に…配球も変化
さらに野手を悩ませるのが打球音です。これまで外野手は音でボールの落下位置を見極めていましたが、新基準のバットは金属音がこれまでより高くなった上、芯をはずしても音があまり変わりません。
木村留偉選手:
「打球が伸びると思ったら伸びなくて、伸びないと思ったら伸びる。芯にあたらなくても全部キュイーンと鳴るのでわかりにくいです」
一方で、ピッチャーは有利に。キャッチャーの山内主将は長打を許す危険性が少なくなったことから大胆なリードで投球の幅を広げようとしています。

山内真南斗主将:
「飛ばない分インコースに思い切っていきますし、配球も『飛ばないバット』になり、だいぶ変わった部分もあります。守備の面で助かる部分が大きいかなと思います」
センバツ開幕まであと1か月。明豊はシート打撃など、より実戦に近い練習を増やし、対応を進めていきます。
川崎絢平監督:
「打てるときを待っていても点を取れるとは思ってないので、今からの実戦でちょっとずつ突き詰めて、どれが一番ハマるのか探りながら練習しています。しっかりバットを振るというのはどんな状況でも変わらないので、当てにいかずバットを振らせたいと思います」