認知症や障がいなどで判断能力が不十分な人に代わり、第三者が財産管理などを行う「成年後見制度」を講談で学ぶセミナーが5日、長崎県庁で開かれました。

講談師 神田織音さん:
「“このままでは危険です。地震が来たらこの家、倒れちゃいます”と口から出まかせのウソも もはや判断することのできない姉妹」

講師を務めたのは講談師の神田織音さん、実話を基にした講談を創作し、全国で講演を行っています。

5日は、高齢の姉妹が被害者となった『リフォーム詐欺』の講談など3つの話で“成年後見制度”の重要性を訴えました。

講談師 神田織音さん:
「トン!!(張扇+扇子)成年後見制度への理解が進み、近所のふれあいが活発になれば 未然に防げる詐欺事件も増えていくのではないでしょうか。トン!!」

参加者:
「とっても分かりやすくお話をしてくださったと思います」

参加者:
「非常に面白く、内容はすごく深いものだなと思いながらも 気軽に入れた」

セミナーの模様は今月19日までアーカイブ配信でも視聴可能で、主催した県長寿社会課は制度の周知に向け、視聴を呼びかけています。(長崎県のwebサイトで要予約)