国は長崎県のハウステンボスへのIRについて「不認定」の理由を2つあげています。

1つ目が「資金調達の確実性が不十分」という理由です。
出資予定者から提出された資金調達の確実性を裏付ける書面で宛名が本来、提出すべき相手になっていなかったり、法的拘束力がないものが多かったりしたことを指摘しています。

2つ目が「IR事業の継続的な実施やカジノの有害な影響を排除する根拠が不十分」という理由です。
国は、設置運営事業者の「カジノ オーストリア インターナショナル」には、IRの実績が十分に確認できないとしている上、出資予定者にもIRの実績やノウハウ持つ企業がないと指摘。
また、投資会社からの出資の割合が多いためカジノ事業の収益が投資家に優先的に還元され、依存症対策などが後回しにされる懸念があるとしています。

こうしたなか、県政課題についての議題では8年ぶりとなった長崎県議会の全員協議会。
資金調達の確実性を国に十分説明出来ていたのかについて質問が相次ぎました。