日銀長崎支店は、12月に公表した金融経済概況で、長崎県内の景気について、6か月連続で「緩やかに回復している」との判断を示しました。
日銀長崎支店は、景気判断の主な要因である「雇用・所得」環境について、9月の雇用者所得が前年を上回ったことから「労働需給の引き締まりが進むもとで、雇用者所得は持ち直している」と2か月連続で判断を引き上げました。
その一方、個人消費や観光については判断を変えず、景気全体としては6か月連続で「緩やかに回復している」と判断を据え置きました。
先行きについて、日銀長崎支店は、「企業の人手不足感の強まりや海外経済・金融を巡る不確実性の高まり、物価上昇などの影響を注視していく必要がある」としています。