V・ファーレン長崎は5日、公式ウェブサイトでカリーレ監督の契約不履行に関する現状と対応策について発表しました。
また、曖昧な状況を回避するためとして下平隆宏さんがトップチームのヘッドコーチに就任します。
V・ファーレン長崎は5日、公式ウェブサイトを更新し、ファビオ カリーレ監督との契約の現状について、高田旭人 代表取締役会長 兼 社長のコメントを掲載しました。
※高田旭人氏の “高”の漢字は正しくは“髙”(はしごたか)
それによりますと、クラブは2023年12月20日にカリーレ監督から「ブラジルのサントスFCと契約したい意向」を受け取り、その後、契約に関する正式な手続きを再三、求めているものの、1月5日現在までに連絡がないとしています。
その一方で「年が明け、今シーズンに向けて選手・スタッフが迷いなく動き出さないといけない中で、この曖昧な状況を解消すべき」として下平隆宏ヘッドコーチとの契約を締結し、カリーレ監督の去就がはっきりするまでは暫定で指揮を執ってもらうということです。
V・ファーレン長崎によりますと、下平隆宏さん(52)は、柏レイソルやイタリアのユベントスFCプリマベーラ、FC東京などで選手として活躍し、その後、指導者として、柏レイソルや横浜FC、大分トリニータの監督などをつとめています。
下平さんは今回の就任に関して「長崎スタジアムシティの開業年ということで長崎県民の期待や希望が溢れる1年になると思います。その中で、クラブの目指すべきビジョンに共感をし、このチームでJ2優勝、J1昇格を成し遂げたいと強く感じ就任を決意しました」とコメントを発表しました。
またV・ファーレン長崎はカリーレ監督の契約不履行について「今後の日本サッカー界のためにも一方的に契約を破棄したことによる違約金に関しては支払いを求めるべきだと考えております」としています。