長崎県内のインフルエンザ患者数は前の週に比べて423人減少しましたが、5週続けて警報レベルとなっています。

28日発表された県感染症発生動向調査速報によりますと、12月18日(月)~2023年12月24日(日)にかけて、県内70の医療期間から報告のあったインフルエンザ患者数は1,724人で、定点当たりの報告数は、24.63でした。
前週より423人減少し、定点当たりの報告数も24.63となりましたが、警報レベル終息基準値「10」を上回っており、5週続けて警報レベルを超えた状態が継続しています。
年代別にみると、10歳未満と10代でおよそ75%を占めており、
10歳未満…806人(46.8%)
10代…499人(28.9%)
20代…88人(5.1%)
30代…100人(5.8%)
40代…101人(5.9%)
50代…53人(3.1%)
60代…39人(2.3%)
70代…15人(0.9%)
80歳以上…23人(1.3%)となっています。
また年齢別では――
10~14歳(341人)
15~19歳(158人)
8歳(121人)の順に多くなっています。

地区別では、10保健所中、9保健所で警報レベルの報告数となっています。
地区別
▽警報レベル開始基準値「30」超
上五島地区(54.33)
対馬地区(51.67)
長崎地区(37.82)
県北地区(31.25)
▽警報レベル継続(終息基準値「10.0」を上回る)
壱岐地区(23.00)
県央地区(18.18)
西彼地区(15.50)
佐世保地区(13.55)
県南地区(13.25)
消毒、適切なマスクの使用、換気などの基本的な感染対策を励行して予防に努めるよう呼びかけています