総合商社の住友商事の社員が、高校生に自らの経験や仕事観を語る“出前授業”が長崎東高で行われました。

出前授業『ミライスクール』は、社員が経験や仕事観を語ることで、高校生に今後の人生設計のきっかけにしてもらおうと、住友商事が全国の高校で実施しています。

長崎東高で行われた『ミライスクール』では、一年生の生徒が受講。

3人の講師のうち、長崎東高出身の上野真未さんは、育休中に感じたことなどを語りました。

住友商事(長崎東高出身)上野 真未さん:
「業務はお休みするんですけど、育児をしているんですが、私にとってはとてもつらい期間でした。
コロナのタイミングもあったんですけど、家では赤ちゃんと2人きりで、特段これといった成果をあげることは何もなくて、働いている女性だと“ちょっとこのままでいいんだろうか”という焦りを感じるタイミングじゃないかなと思っています。

驚くかもしれませんが、正直、育児するより会社で働いた方が楽でした、私は。
だから伝えたいのは“女性は育児している間もお休みじゃないんだよ”ということですし、十分に大変なんだということを、特にきょうは男性の皆さんにも理解してほしいなと思って少しお話しました」

このほか“仕事のオン・オフの切り替え方”や“学ぶことの大切さ”など、様々な経験を聞くことができました。

長崎東高1年:
「もっと視野を広げて、いろんな仕事があるんだなというのがわかったので、それを参考にしていきたいと思います。

長崎東高1年:
「数学とか2次関数とか何も役に立たないなとか思いながら、テストもなあなあにしながらやってたんですけど、自分の夢を叶えるというか目標としていることは結局全部つながっているということを、経験した先輩方から教えてもらったので、大切にしたいなと思いました」

住友商事の『ミライスクール』は、今年度全国35校で開かれる予定です。