長崎市で7日から開かれるドローンサミットを前に、現在、実証実験中の「空飛ぶクルマ」が九州で初めて長崎にお目見えしました。

記者:「今4トントラックに乗って、空飛ぶクルマが長崎にやってきました」

電動垂直離着機=空飛ぶクルマは、埼玉県の企業が設計から完成まで1年4か月、およそ4億円をかけて完成させました。

国と長崎県が連携して、7日から長崎市で開くドローンサミットの目玉展示の1つです。

5日は、長崎大学工学部などで航空力学を学ぶ学生ら8人が、組み立てを手伝いました。

長崎大学工学部4年生 徳永 葵さん(22):
「近未来感があってワクワクしますね」

長崎大学工学部修士1年 宮島 歩夢さん(23):
「個人で使えるようになったら、夢は広がるんじゃないかと思います」

記者:「空飛ぶクルマに乗ると地上450メートルの高さを、時速160キロで移動することができます」

現在、実証実験中の空飛ぶクルマはカーボンやアルミニウムでできていて、重さは1トン。

およそ100キロの距離を30分で移動でき、災害時の救援活動などでの活用が期待されています。

テトラ・アビエーション 新井 秀美 取締役:
「滑走路がいらずに、例えば役所の上だったり、病院の上だったり災害時だったり、あらゆるところに垂直に静かに移動することができる乗り物になります。
まずは、早く皆さん移動できるようにして、楽しい時間を増やすような乗り物にしていきたいと思います」

空飛ぶクルマをはじめとした最新の技術が集まる“ドローンサミット”は、9月7日から2日間、長崎市の出島メッセで開かれます。