長崎市出身、三菱重工マラソン部所属の山下一貴選手が世界陸上に出場し、5大会ぶりの入賞が期待されましたが足のけいれんに見舞われ12位でゴールしました。
ハンガリーの首都ブダペストで開催されている「世界陸上」。
男子マラソンは世界文化遺産登録の歴史的建造物が並ぶ10キロの周回ルート4周で競われました。
初の日本代表に選ばれた長崎市出身、三菱重工マラソン部所属の山下一貴選手(26)は30キロ過ぎまで余裕のある走りで先頭集団につけます。33キロは8位集団で通過しましたがその後じわじわと追い上げ37キロで6位へ、さらに39キロ通過時には5位へ浮上!
しかし40キロ過ぎに足の痙攣で立ち止まり、残り1キロ過ぎにも再び痙攣で立ち止まるハプニングに見舞われます。気温30度を超え脱落する選手もいる過酷なコンディションの中、痛みをこらえる懸命な走りで12位でゴールしました。
ゴール後のインタビューで山下選手は「申し訳ないです。入賞できたと思ったが中々難しいですね。左足のふくらはぎがつってしまってそれを気にして走っていたらそのあと右足もつってしまった。次はメダルを目指して頑張りたい」とトレードマークの「イチタカスマイル」で話しました。
優勝はウガンダのV・キプランガト選手。