長崎税関に新たに配属された麻薬探知犬の就役式が4日、行われました。

名前はボルテックス号1歳6ヶ月、オスのラブラドール・レトリバーです。

人間の数万倍と言われる嗅覚で不正薬物のにおいを嗅ぎ分け、空港や港などの水際で食い止めます。

就役式の後、早速、5か月間の訓練の成果を披露──
並んだ5人が所持しているバッグの中に一つだけ入れられていた“大麻の臭いがついた布”を見事、かぎ分けました。

ご褒美は不正薬物を見つけた後にハンドラーと遊ぶことです。
宝探しのような感覚で仕事をしているんだそうです。

ハンドラー 古野 有紀さん:
「真面目で丁寧で捜査以外のところではすごく甘えん坊です。より丁寧な捜査をどんどん訓練で覚えていってもらいたいと思います」

若者の間で大麻など不正薬物のまん延が問題になる中、全国の税関では去年1年間に約1,147キロの不正薬物を押収したということです。