住吉 光キャスター:
長崎の暮らし経済ウイークリーオピニオン」平家 達史 NBC論説委員とお伝えします。
平家 達史 NBC論説委員:
よろしくお願いします、今日のテーマはこちらです。

 新幹線で地価上昇↑開業後はどうなる?

西九州新幹線への期待は、長崎の観光業界だけでなく、『不動産業界』にも及んでいますので、開業後の見通しについて考えてみたいと思います。

■ 長崎駅周辺での地価の上昇が続く

住吉:
9月の開業が近づくにつれて、観光やビジネス業界は盛り上がりつつあるなと感じるのですが、不動産業界にも影響を与えているんですね?
平家:
新幹線開業への期待を示すデータの一つが、県が毎年3月に発表している『地価公示』における商業地価格の推移です。

長崎県内の代表的な商業地である『長崎市 浜町』と『佐世保市 島瀬町』が”ほぼ横ばい”なのに対して、新幹線開業に合わせて大規模な開発が続くJR長崎駅に近い『長崎市 五島町』は "右肩上がりに伸びて"いて、2019年以降は佐世保市 島瀬町を上回る形となっています。

金額で見てみると、2014年が1平方メートルあたり34万円だったのが、今年は74万6千円と、2倍以上にはね上がっています。

■ 諫早や大村の地価はどうなる!?

住吉:
確かに、新幹線によって土地の需要が高まっているというのがよくわかりますね。
平家:
こうした傾向は今後も続くのか、また同じく新幹線の駅ができる諫早と大村はどうなのか、専門家に伺いました。

話を聞いたのは、県の地価公示などで土地の価格調査を手がける不動産鑑定士の田平 和史さんです。


田平 和史 不動産鑑定士「他県でも新幹線が開業したような駅、『鹿児島』であるとか『熊本』であるとか、こういったところは、新幹線の開業に合わせて大規模な開発を周辺で行っているということで、やはり”開業後も地価が上昇し続ける”という動きがありましたので、長崎もこのまま外部環境がかなり変わらない限りは、やはり強気で推移するのではないかと見ております」


鹿児島と熊本それに金沢は、新幹線開業から3年後も、駅周辺の地価が上昇していて、長崎でも同様の動きが見られるのではないかと田平さんは見ています。

一方、諫早や大村については──

田平 不動産鑑定士「諫早駅とか大村駅では、長崎駅ほど大規模な開発が行われていません。ただ今後、新しい建物とか商業施設ができますので、それが目に見える形になれば、また上向くのではないかと」