対馬では、長年”漂着ゴミ問題”が課題となっています。
対馬の人にとっては、自分たちが出していないゴミ処理を、世界一請け負っているかもしれないという思いがあります。
深刻なその実態と、解決に向けた動きです。

対馬市の海岸を覆う 大量の『漂着ゴミ』──こうした光景は決して珍しくありません。そして厳しさは年々増しているのです。

対馬の海岸に漂着するゴミの量は、1年間で32,100立方メートル。
25mプールで90杯分に相当します。(対馬海ごみ情報センター 調べ)
そのほとんどが、海外から流れてきた、いわゆる “漂着ゴミ”です。

特に対馬は、地理上、対馬海流や大陸からの季節風によって、海ゴミが流れつきやすい場所となっていて、比田勝 尚喜 対馬市長は「 “海ゴミの防波堤” と表現できる」といいます。

深刻な対馬の漂着ゴミ問題を ”ビジネス的な視点”で解決しようというプロジェクトが始まりました。

それが ブルーアイランドプログラム です。

対馬市と、東京の海の保全に取り組んでいる一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブが協定を結んで新たな解決方法を模索し、2025年に開催される大阪万博に向けて情報発信を続けて『対馬の漂着ゴミ問題』の “世界的な共有” を図ります。

ブルーオーシャン・イニシアチブ 代島 裕世 代表理事:
「知られることが重要で、森林の破壊も、知られずに進んでいるんです。
“見えないところ” で悪いことが進んでいるんですよね。
それが知られると止まるんですよ、世界が注目するから」

まずは、この問題の深刻さを知ってもらうこと。
そこから、知恵や技術、資金を募り、これまで対馬市が取り組んできた対策とも併せて『漂着ゴミ問題』に向き合います。

ブルーオーシャン・イニシアチブ 代島 裕世 代表理事:
「 “ホットスポット”として世界から注目されることが大切だと思っています。“世界一”という表現って響くじゃないですか。
もしかしたら『対馬の島民は 世界一、自分が出していないゴミを引き受けている』可能性があって」

プロジェクトでは大阪万博に向けて活動を続け、まずは年内に一歩目となる取り組みを行う方針です。