ロシアのウクライナ侵攻が始まってから24日で1年です。
長崎市の浦上天主堂では23日、戦争の終結を願う書のイベントが行われました。

この取り組みは、宗教の垣根を超えて平和活動を行っている『和プロジェクトTAISHI』が、ウクライナ侵攻の終結と世界の恒久平和を願い企画しました。


23日は福岡在住で書家の栗原光峯さんが、故・永井隆博士が残した『如己愛人』の文字をしたためました。



被爆者 朝長万左男さん:
「書が持つ底力を感じますね。ウクライナ戦争を考えるとロシアの隣人のウクライナを攻めているから『如己愛人』を思い出してほしい」

栗原さんはさらに、もう一筆、したためました。



書家 栗原光峯さん:
「『どん底に大地あり』エネルギーをもらう力強い言葉だなと思って書かせて頂きました。今世界で起きていることが、みんな共通してどん底を見ている人たちがたくさんいると思うんですよね。その中にもきっと光があるんだよと」

ウクライナ侵攻が始まって24日で1年。1日も早く平和が訪れるよう願いが捧げられました。