(住吉 光キャスター 以下:住)長崎の#暮らし#経済ウイークリーオピニオン、今週も平家 達史 NBC論説委員とお伝えします。
(平家 達史 NBC論説委員 以下:平)よろしくお願いします。今回のテーマはこちらです。

  コロナ禍を乗り越えよう 新ビジネスで活路

感染拡大から2年以上が過ぎたいま、企業を取り巻くビジネス環境は大きく変化しています。
コロナ禍で変化した消費者の行動様式をいかにビジネスに取り込むか、そのヒントになればと思って、このテーマにしました。

(住)たしかに私たち消費者の意識は、コロナを機にずいぶん変わったように感じます。マスク一つとってもそうですけど、いかに感染リスクを抑えて行動するかというのが当たり前になりましたよね?

(平)そうですね、そしてこのような社会の変化で特に影響を受けている業種が、宿泊や飲食といったサービス業を始めとする観光関連だと思います。
オミクロン株による感染拡大の長期化によって、消費マインドがなかなか上向かない中、"コロナ禍に対応した新規ビジネスやサービス"の立ち上げは、企業を存続させる上で喫緊の課題となっていて、県内でも知恵をしぼって新規事業を立ち上げた企業があります。

■ 県内でも続々 コロナ対応の新事業


コロナで旅行需要が落ち込む中、去年3月にスタートした『長崎バス観光のオンラインバスツアー』です。
動画を見ながらガイドの解説を聞くことができ、自宅にいながら長崎観光を楽しむことができます。


当初は個人客がターゲットでしたが、開始後、思わぬ反響がありました。


長崎バス観光 営業部 貸切営業課 石橋 武 課長「団体様の引き合いというのが結構ありまして。例えば企業とか、学校で修学旅行が行けなくて、長崎に元々行くはずだったのがコロナで行けなくなって、その分をオンラインでと」

この1年間の参加者のうち、6割から7割は"団体客"で、アンケートでは9割以上の人が"満足"と答えるなど好評を博しています。

中には"新しい旅の楽しみ方"を見せてくれた参加者もいました。


長崎バス観光運行部 和泉 謙吾 次長 兼 営業所長「お母さまが愛知県にいて、お嬢さまが神奈川県にいて、オンライン上で会って旅行したっていう。『これありよね』っていうふうに、すごく感動しながら一緒に開催させてもらったっていうのは印象に残ってますね」

現在、3つのコースで展開しているオンラインバスツアー。
長崎バス観光では今後、五島列島など新たなコースを増やして、コンテンツの充実を図る考えです。

石橋 課長「なるべくリピーターの方を増やすためには、やっぱり商品ラインナップを増やしていかないといけない。旅行の下見というか、長崎にどういったものがあるのかをオンラインで見ていただいて、魅力を知っていただいて実際に来ていただくという流れができれば非常に嬉しい」


(平)いまも苦境が続く観光業界ですが、コロナで一気に普及が進んだオンラインのシステムを使った「ピンチをチャンスに」つなげる取り組みだと思います。


ユーザーの声を見てみると「次はリアルな長崎観光でお会いしたい」とのコメントもあり、今後の集客にもつながる好循環が生まれているようです

(住)このツアーがスタートした時に取材したのですが、ここまで反響があったというのは正直驚きました。


(平)まさにコロナ禍で高まった「非接触・非対面」というニーズを取り込んだ事例の一つだと思います。この「非接触・非対面」の動きは飲食業界でも広がっていて、その一例が自動販売機の導入です