北海道苫小牧市の70代の男性が、有名人の対談動画をきっかけに、金融商品の取引業者運営のサイトに誘導され、投資を勧められるなどした結果、約1億余りをだまし取られました。警察が、SNS型投資詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、苫小牧市に住む70代の男性は、2025年6月20日ごろ、インターネット上で、実業家の孫正義氏と政治評論家の寺島実郎氏が投資に関して対談する動画を見ました。
この動画では、金融商品の取引業者が運営するウェブサイトを紹介していて、男性はこのサイトから、個人情報を入力するなどして口座登録を行いました。
すると翌日、金融商品の取引業者を名乗る人物から、男性の自宅に電話があり「投資資金を入金してください」などと言われました。
その後も、電話やメールなどで「アメリカ大手IT企業はこれから決算期を迎えるので、今投資すれば利益が見込めます」「トレードでの残高の赤字は追証の対象となり、払わないと裁判沙汰になります」「保証会社に審査料を支払えば、損金を取り戻せます」などと説明を受けました。
こうした説明を信じた男性は、6月21日から11月20日までの間に、14回にわたり、投資や審査料、担保料などの名目で、約1億300万円の現金および暗号資産を要求され、入金するなどしたということです。
サイト上では、あたかも投資によって、利益が出ているように見えていたということです。
さらに、孫正義氏と寺島実郎氏が投資に関して対談した事実は確認できておらず、警察は、動画自体がフェイク動画だったとみています。
男性が家族に相談するなどして、だまされていたことがわかり、「詐欺の被害に遭いました」と12月に警察を訪れて被害を申告、投資詐欺事件が発覚しました。
警察は、SNS型投資詐欺事件として捜査するとともに、SNSなどで投資名目での振込を依頼された場合は詐欺を疑い、警察相談専用電話「#9110」に相談するよう呼びかけています。














