JAが環境性能に優れた店舗を災害拠点として活用してもらおうと2日、長崎県長与町と協定を結びました。避難所でもエアコンで快適に過ごせるそうです。

協定を結んだのは『JA長崎せいひ』と『長与町」で、町内で災害が発生した際にJA長与支店を災害拠点として提供します。

JA長崎せいひ 中川一範 代表理事組合長:
「この地はちょうど(長与町の)中心にあって、町の役場とも近いし、うまく利用していただければなと」

この建物は最新の設備により断熱性などに優れ、建物内で使うエネルギーを100%、自給自足することができます。

さらに災害発生時には、電気自動車からも給電することで、停電が発生しても途切れることなく電気を使うことができます。

積水ハウス 小島学さん:
「電気自動車が1台あれば、約3日間、エアコンを連続稼働でき、快適な環境で、避難者の最低限の生活を確保できる」

長与町 吉田愼一 町長:
「やっぱり停電時にエネルギーが使えるということほど、町民にとって頼もしいことはないので、それが可能になったということで大変ありがたく思ってます」

長与町では災害発生時には町で所有している電気自動車を提供する予定で、今後、台数を増やしたいとしています。