高市総理 締めくくりのあいさつ
▶ 核兵器廃絶・非核三原則について

本日は誠にありがとうございました。ご要望を賜りました事項につきましては、関係大臣、また関係副大臣からお答えをさせていただきましたが、私からは政府の基本的な考え方について申し上げます。
第一に、核兵器廃絶や非核三原則についてです。日本は唯一の戦争被爆国であり、核兵器の悲惨さや、その非人道性を最もよく知っています。また我が国は、非核三原則を堅持しております。核兵器のない世界に向けた現実的かつ実践的な取り組みを積み重ねてまいります。
近年、日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増しております。日本だけではなくて、世界中が大変な状況で、そんな中で核兵器のない世界への道のりは、より厳しいものになっているように感じます。
しかしながら、我が国には国際的な核軍縮・不拡散体制の基礎となるものとして、核兵器国と非核兵器国の双方に参加する核兵器不拡散条約(NPT)を重視してきております。
やはりこの双方が一致できる点を見出せるように、日本政府としては「ヒロシマ・アクション・プラン」に沿って、核軍縮の進展に向けた国際的な議論において主導的な役割を果たしてまいります。
▶被爆者への支援について
第二に、被爆者の支援策についてです。原子爆弾投下から81年が経過しました。被爆者の方々、ご高齢になられる中で、被爆者の皆様や関係自治体からのご要望も踏まえまして、1つは原爆症の認定審査の迅速化に取り組んでまいります。
それから、もう1つ、原子爆弾の悲惨な経験を次世代に伝えていくために、被爆樹木や被爆建造物の保存も進めてまいります。
そして、老朽化が進む原爆ホームにおいて、被爆者の皆様が安心して暮らし続けられる環境を確保するために必要な設備整備に支援を行ってまいります。
とにかく、1つ1つ伺いながら支援の一層の充実を図る所存です。で、本日は岩永様をはじめ、被爆体験者の皆様もおいでいただいているかと存じます。
被爆体験者の方々に関しましては、先ほど上野厚生労働大臣から申し上げましたが、令和6年12月から幅広い一般的な疾病について被爆者と同等の医療費助成を実施しておりますので、こうした支援は着実に実施をしてまいります。
▶「悲惨な体験を世代と国境を超えて伝えていく」
今日は、すいません、もう時間になってしまったようでございますけれど、本当に暑い中お出かけをいただきまして、また要望書もしっかりとおまとめをいただきまして、誠にありがとうございました。
核兵器のない世界の実現に向けて取り組むということ、ご高齢になられた被爆者の方々が安心して暮らせるように援護施策を進めていくという基本方針については、皆様の思いと一致していると考えております。
とにかく、原子爆弾の悲惨な体験を世代と国境を超えて伝えていくと。で、この取り組みを真剣にやらせていただく、これを私からお約束いたします。ありがとうございました。








