被爆樹木の姿は長崎の姿と重なる

この街には、81年前のあの日を経験した被爆樹木があると伺っています。強烈な爆風と熱線によって幹を焼かれ、枝を折られても、しっかりと大地に根を張り、再び葉を芽吹かせた被爆樹木の姿は、筆舌に尽くし難い苦しみと深い悲しみの中にあった方々の心に、希望の光を灯したことでしょう。

被爆樹木の姿は、廃墟から見事に復興を遂げられた長崎の皆様の姿とも重なります。

市民の皆様の不断のご努力により、「国際文化都市」として今日の姿を築かれた長崎市において、「核兵器のない世界」と恒久平和の実現に向けて尽力することをお誓い申し上げます。

結びに、原子爆弾の犠牲となられた方々の御霊の安寧と、ご遺族、被爆者の皆様、並びに参列者、長崎市民の皆様のご平安を祈念いたします。

令和8年8月9日 内閣総理大臣・高市早苗