国際条約による核軍縮の限界
一方、樋川教授は、グローバルな条約で核兵器をなくしていこうとするアプローチには疑問を感じています。

あらゆる空間で核実験による爆発などを禁止するCTBT(包括的核実験禁止条約)は、国連で採択されてから30年が過ぎたものの、条約発効に必要な特定の国の一部が批准しておらず、発効のめどは立っていません。
また、核兵器の材料となる高濃縮ウランやプルトニウムなどの生産を禁じるFMCT(核分裂性物質生産禁止条約)は、33年前に提案されたものの、いまだ交渉を始めるための合意すら得られていません。

樋川教授は、「国際法で禁止ってアプローチ、うまくいってないですよね。圧力をかけるっていうアプローチでは、核軍縮は達成できない。核兵器持ってる国は(世界中に)9か国だけですよね。グローバルなもの、必要ですか?」と問いかけます。








