ことし5月から7月までの間に、30代の女性が、マッチングアプリで知り合った男から約800万円相当の暗号資産をだまし取られる詐欺事件が発生しました。

詐欺被害に遭ったのは、長崎県諫早市に住む30代の女性です。

警察によりますと、女性は、ことし4月下旬、マッチングアプリで「ヨセフ」と名乗る男と知り合い、その後、LINEでやり取りをしていました。

男は、女性に対して「結婚を前提に付き合いたい」などと話した上で、ことし5月下旬、「義兄が証券会社でアナリストとして働いている」「義兄から言われたとおりに投資を続ければ100パーセント利益を上げられる」などと投資を勧めました。

女性は男を信じ、暗号資産アプリをインストールして投資名目で暗号資産の購入と送金を繰り返し、ことし5月23日から今月10日までの間に、9回にわたっておよそ800万円相当の暗号資産を、男が指定したアドレスに送信しました。

女性はその後、男から紹介された「ビットウェル(BitWell)」というアプリで、資産が増えているように表示されていることを確認しました。
アプリ上では、およそ4000万円の現金が貯まっているように表示されていましたが、女性が出金しようとしたところ、およそ250万円の手数料を要求されたため不審に思い、警察に相談したことで被害が発覚しました。

近年、SNSを利用した詐欺が全国的に増えており、警察は、SNSやマッチングアプリなどで知り合った相手から投資を勧められたり、金銭を要求されたりした場合は、詐欺を疑い、警察などに相談するよう注意を呼びかけています。