詐欺につながる投資サイトの名前などをネット上で検索すると、「詐欺ではない」などと利用者を安心させる内容が検索結果に表示される新たな手口が警視庁の捜査で明らかになりました。
警視庁によりますと、SNSを使った投資詐欺について捜査を進めたところ、詐欺に遭った被害者が誘導されたSNSグループの名前や投資サイトの名前をインターネット上で検索すると、「詐欺ではない」「素晴らしい」「信頼できます」などの検索結果やAIによる要約が表示されたということです。
原因の一つは、検索結果を汚染する「サイト内検索スパム」と呼ばれる手口とみられています。
それは、(1)SNS型投資詐欺グループが悪意がある「検索エンジン最適化業者」に投資詐欺の宣伝を依頼し、(2)依頼を受けた業者が民間企業や官公庁などユーザーが信頼を寄せるホームページ上で、サイト内の検索機能を悪用して、詐欺の宣伝文句を組み込んだURLを作成することで、(3)検索エンジンがそのURLを自動的に収集してしまい、(4)投資詐欺の宣伝が“信頼できる検索結果”として表示されてしまう仕組みだということです。
例えば、実際にSNS型投資詐欺で使われた言葉の「高リターン創出計画」を検索すると、「詐欺ではありません」という複数の検索結果が表示され、それぞれのサイトのURLにも「高リターン創出計画は詐欺ではありません」という文言が含まれています。
警視庁は、こうした検索結果を信じると投資詐欺に巻き込まれていることに気づかず被害が拡大してしまう可能性があるとして、「安易に検索結果を信じないでほしい」と注意を呼びかけています。
また、この「サイト内検索スパム」に関わっている「検索エンジン最適化業者」について警視庁が調べたところ、業者自体の宣伝自体も「サイト内検索スパム」が使われていて、中国語で宣伝されている例が確認されたということです。
SNS型投資詐欺をめぐっては、被害額は前の年よりも400億円以上多い1288億円で、InstagramやYouTubeなどで「芸能人」や「投資家」をかたり、「必ずもうかる」などと誘う、バナー広告を通じて被害に遭うケースが確認されています。
注目の記事
【独自】フンが原因で夏休みのプール開放が中止に 大腸菌など感染症の危険 校長「児童の安全を第一に考えた苦渋の判断」 岩手・北上市

【ミヤマクワガタ】「全国で数年に1回」の"雌雄モザイク" 体の右がメスで左がオス 熊本県山鹿市で見つかる

「一気に時間が巻き戻されて…」アナログレコード1000枚で昭和を体感 往年の名曲から記録音源まで展示 富山

“東北の麻薬王”と呼ばれた密売人(72)「最後にしようと思って」法廷で明らかにした引退理由とは【裁判傍聴記・前編】

「現場に慰霊碑を」飲酒運転の車にはねられ受験生死亡 母親が献花 福島・郡山市

10歳男の子が流された…有明海に消えた“黄色いゴムボート”「とっさの判断」長年の勘で走った海の男に感謝状









