来年5月に開催されるG7広島サミットにあわせ、アメリカのバイデン大統領が長崎を訪問することを検討していることについて、岸田総理はJNNの単独インタビューで「被爆の実相に触れることは大事だ」との考えを示しました。

政府関係者によるとバイデン大統領は来年5月のG7広島サミットにあわせ、長崎訪問を検討しているということで、実現すれば現職のアメリカ大統領としては初めてとなります。

岸田総理:「サミットの日程はG7の参加国が決めます。それに付随してアメリカがどういった日程を組むかということです。被爆の実相に触れること、もちろん大事だと思います」

今年3月には、岸田総理とともに広島市の平和公園を訪れたアメリカのエマニュエル駐日大使が、“大統領の被爆地訪問”の可能性に言及していました。


また今月、岸田総理と面会し、サミットや長崎での保健大臣会合の機会に、各国首脳が被爆の実相に触れる機会を求めていた田上長崎市長は「長崎市民の願いである“核兵器のない世界”に向けた潮流を再びつくり出す契機になる」とコメントしています。