長崎市は地域活性化をめざす地域団体主体を支援するため、クラウドファンディング型ふるさと納税の取り組みを進めています。

長崎市が取り組んでいるのは「ながさき元気づくり応援助成事業」でクラウドファンディング型ふるさと納税を活用し、地域団体などが自主的かつ主体的に実施する「地域を元気にするプロジェクト」を応援する事業です。

現在、市では3つのプロジェクトでクラウドファンディングを実施しています。

1つ目は長崎市手熊地区に伝わる市の無形民俗文化財「モットモ爺」の存続のため、柿泊町自治会が実施団体となっているプロジェクトで、11月30日までに100万円を目標にしています。

2つ目は長崎居留地歴史まちづくり協議会が実施団体となっている「長崎タータンプロジェクト」です。

タータンとは家紋にも例えられるスコットランドの伝統的な格子柄で、長崎市の花「アジサイ」の紫などのラインが入ったオリジナルのデザインである「ナガサキタータン」のPRとタータン生地を使ったアイテムの商品化などへの支援を呼びかけています。期間は来年1月24日までで、300万円を目標にしています。

3つ目は茂木花火大会実行委員会が実施団体となっている「茂木ファン倍増計画プロジェクト」です。

毎年8月に開催している「茂木花火大会」で無料シャトルバスなど会場へのアクセス手段を増やすとともに花火そのものの演出を充実させるための支援を呼びかけています。

開催期間は来年1月24日までで300万円を目標にしています。

市外の人が寄付をすると通常のふるさと納税と同様に額に応じて長崎市の返礼品を受け取ることができます。

市内の人が寄付をすると所得税や個人住民税で控除を受けられるということです。