静の魅力、詩吟に合わせ舞う「詩舞」

現在は高層マンションと商店街が混在する新大工町。江戸時代に大工が多く暮らしていたことから、この名がついたと伝えられています。

もうひとつの奉納、「詩舞」は、1月から町内のふれあいセンターで練習を開始し、稽古を重ねてきました。
演目は、国土の美しさ、国の尊さ、あらゆる人々の繁栄を祝う「祝賀の詞」、坂本龍馬の維新黎明期を駆け抜けた生きざまを表した「坂本龍馬を思う」など3演目。15歳の中学生から32歳までの10人が舞います。

10人のうち踊りの経験者は2人だけ。指導は前頭苑穂先生です。扇子を鶴の羽や剣に見立て、優雅さと勇ましさを表現します。

詩舞指導 前頭苑穂先生:
「スウッじゃなくてスッと落とす」
初出演の舞人のひとり大場彩香さんは、かつて祖父が新大工町の自治会長を務めていました。

舞人 大場彩香さん:
「扇子の1個1個の使い方とか、所作が難しいなと思います」