子どもの致死率5~10%の報告
ー感染するとどのような症状が出るのでしょうか?
安田教授:
「まず発熱・倦怠感・筋肉痛・頭痛の症状から始まって1週間位経つと、天然痘でも見られるような発疹が顔に出てきて、その後、手のひら・足・かかとなどにも出てきます」

「これまでに流行した『I』『II』『IIb』系統のエムポックウイルスは致死率0~10%。つまりほとんど死ぬことはないというものでした」
「これに対して今(2024年当時)アフリカのコンゴ民主共和国を中心に流行している『Ib』系統のウイルスは重症化率も高く、致死率も子供だと5~10%位という報告もあります」