日曜劇場「半沢直樹」の共同脚本や長崎を舞台にした映画「サバカン」で監督を務めた金沢知樹さんが2日、長崎市で講演し、エンタメ分野での長崎の可能性について語りました。

長与町出身の脚本家金沢知樹さんは2日、開かれた長崎経済同友会の例会で「地方発のエンタメによる地域活性化」をテーマにしたトークセッションに参加しました。金沢さんは一見、マイナスに捉えられている長崎の町の「ある問題」にチャンスが潜んでいると語りました。

(金沢さん)「山の上にすげー空き家があるんですよね、あれもぼくマイナスのようにみえてプラスじゃないかなと思ってて、これから昭和ブーム絶対くると思ってるんですよ、さらに、山の空き家を昭和のままで残しといてあれをセットで売れないかと思ってるんですよね、(ロケの)誘致できないかなと思ってて、長崎って映画で盛り上がってエンタメで盛り上がってるのって外から見たときに若者がワンチャンくると思うんですよね、そこでまた活性化できないかなって」

今月14日から開かれる「ながさきピース文化祭」の開会式と閉会式で総合演出を務める金沢さんは様々な仕掛けを考えているようです。

(金沢さん)「面白いと思います。すごく。この前、リハーサルしたんですけど、ただ、その天皇陛下が見にこられるので、時間ピッタリしてくれと言われるんですよ。最大何分押したらやばいですかって聞いたら、2秒と言われました。これ(ピース文化祭)を起点にエンタメだけじゃなく、昔からの龍踊とか、いろんな文化に若い人の視点がいってくれたらといいなあと思いますね。」

ふるさと長崎への熱い思いを語った金沢さん。今後も、長崎を舞台にした作品を発信していきたいと話していました。