本物と同様の発射機能をもつ中国製のおもちゃの拳銃が今年に入り国内で確認されています。長崎県警は、所持した場合違法になる可能性があるとして回収を呼びかけています。

記者レポート「一見おもちゃに見えるこちらの手のひらサイズの拳銃ですが、実際は本物と同じ発射能力があるそうです」

県警によりますと問題となっているおもちゃの拳銃は、今年に入り中国から輸入され、国内では主にクレーンゲームの景品として出回っています。
輸入されたのはおよそ1万6千丁で、先月中旬までにおよそ450丁が回収されており、県内でも他県で入手した人から届け出があった3丁が回収されています。
県警によりますと違法性のポイントは3つです。

警本部組織犯罪対策課・神田雅弘次席調査官「穴が開いているんですよねだから弾を発射できる、貫通している」
「弾倉も当然貫通して弾込めが可能である」

「ここの撃針が付いていて撃針によって実弾だったら一番後ろに火薬が溜まっているのでその火薬が爆発して弾が飛び出る」

県警は所持した場合、銃刀法違反にあたる可能性があるとして、心当たりがある人は回収期間の12月31日までに最寄りの警察署へ連絡するよう呼びかけています。