長崎市は、来年4月からグラバー園など観光施設を含むおよそ200の公共施設で入場料などの使用料を値上げする方針を発表しました。

長崎市によりますと、グラバー園の入場料は現行の620円から1300円へ。出島は520円から1100円へと2.1倍値上げします。

また、ペンギン水族館は現行の520円から800円へ。長崎市科学館は410円から610円へ値上げします。
今回の値上げについて長崎市は「人件費や物件費などの施設運営費が高騰しているため」としています。

長崎市財政課・宮田佳和課長「将来に渡って持続可能な施設を運営するということ、また将来に負担をですね、将来世代に負担を設けないということを鑑みてですね、今回改定を行うというふうな考えをしたというところでございます」

長崎市の主な公共施設の入館料など使用料の値上げは消費税の改定に伴うものを除き34年ぶりで、市は9月議会に条例改正案を提出し来年4月1日から実施する方針です。

長崎市は観光施設だけでなく来年4月から様々な施設の使用料の値上げも検討していて、市民総合プールの一般利用料は700円に。このほかホールなどの文化施設や公民館の利用料なども軒並み値上げされる予定です。

また印鑑証明などの窓口手数料も引き上げられる予定で、市民生活にも影響を与えそうです。