長崎市新大工町の再開発事業で建設された複合ビルの“商業施設”が19日、開業するのにあわせて、マンションのモデルルームや商業施設部分が、18日、報道陣に公開されました。

長崎市新大工町に完成したのは、高さおよそ97メートル、地上26階建ての複合ビル『新大工町ファンスクエア』です。

ビルは商業施設と住宅部分に分かれていて、4階以上がマンションとなっています。
部屋は4,000万円台からの3LDKを中心に240戸。

最上階の6戸はいずれも1億円を越えていますが、完売したということです。

株式会社大京 岡本史夫 第二開発企画室長:
「今、おかげさまで7割弱ぐらいのご契約をすでに頂いておりまして、これからまだ販売するものもございます。足元に商業施設があるということで、人気を頂いております」


1階から3階までの商業施設には、100円ショップやスーパーなど日常的に利用できる店を中心に、およそ20店舗が常設されています。

2階部分にはこの地で営業していた百貨店の玉屋が出店。

特に力を入れるのは飲食部門で、フロアには5つの飲食店が入ります。


株式会社佐世保玉屋 田中丸 友太 特命担当:
「この地に長崎玉屋として戻って来れたことをとてもうれしく思います。ニッチな層を狙ってですね。こだわり抜いた小籠包やフォーを提供させていただいて、ここの長崎玉屋から長崎に新しい風を吹かせられたらなと思います」

地元関係者らからなる『再開発組合』も、ビルの開業を機に、商店街全体を活性化させたい考えです。


新大工町地区 市街地再開発組合 児島 正吾 副理事長:
「一番の特徴は商店街に隣接しているというところで、“親しみやすい”とか“親近感がある”とかそういうところは前面に出していければ。この施設が核となって新大工町商店街が繁栄できるようになっていければと思います」


マンションの入居は今月1日から始まっていて、商業施設は19日オープン。
いよいよ新しい街がスタートします。

18日、公開された新大工町の『複合ビル』の高さはおよそ97メートルで、長崎市で1番高い高層ビルだということです。
ちなみに2番目に高いのは2004年、長崎市旭町に完成した『高層マンション タワーシティ長崎』で95メートル。
3番目は、まさに今、建設が進んでいる『長崎市の新庁舎』となっています。