長崎県の大石知事の政治資金問題をめぐり、知事が議会に再提案した自身の減給議案について、県議会総務委員会は9日、賛成多数で可決しました。

大石賢吾知事「私個人としての道義的責任を明確にするため改めて提出しようとするものであります」

大石知事の政治資金問題を巡っては、3年前の知事選での架空貸付の疑惑などが議会から指摘されています。

知事は一連の問題の責任を明確にするため、先月、8月分の給与126万円を全額カットする議案を県議会に提出。

しかし、議会から減額の期間や割合に対して疑問の声が上がったことを受け、議案を撤回し、8月から3か月間の給与を50%カット、合計189万円の減給に改め、9日議会に再提案しました。

議案は、本会議後に開かれた総務委員会で賛成多数で可決されました。

県議会は本来9日までだった6月議会の会期を1日延長し、10日午前の本会議で議案の採決を行うことにしています。