若者の投票率低下が問題となる中、長崎県選挙管理委員会が初めての取り組みを行いました。その名も「推し給食選挙」小学生が投票を疑似体験することで「選挙」を身近なものに感じてもらおうと企画されました。

長崎県の長与小学校で行われた「推し給食選挙」全校児童約800人が6年生5クラスが選んだ「推しメニュー」の中から一番食べたいものに投票します。


「推しメニュー」は納豆みそに、大学いもフルーツポンチにキムタクご飯、それにカレーライスの5つです。


今回使う投票用紙は普段、選挙で使用するものと同じ素材で本物さながらの形式に。記載台や投票箱もすべて実物です。

(投票手順の説明)「受付ではがき(入場券)を渡しました。このひとが投票できる人かという確認が行われて投票用紙を一枚もらいます。書いたら投票箱に投票用紙を入れる」

長崎県は3年前に行われた参議院選挙の投票率が全国平均を下回っていて、10代から20代前半の投票率は特に低くなっています。

「推し給食選挙」は子どもたちに投票を実際に体験してもらい選挙を身近なものに感じてもらおうと長崎県選挙管理委員会が初めて企画しました。

6年生の児童(選挙のイメージ変わりましたか?)「はい!変わりました!ちょっと早くやってみたくなりました」「これからも興味を持って、選挙の時のテレビとかもちょっと見てみようかなって」

長崎県選挙管理委員会 小橋和則企画監「若い世代は特に投票率が他の年代に比べて低いといったところもあります。ご自分たちの身の回りでありますとか暮らし生活といったものを決める代表者を選ぶ選挙になりますので、是非関心を持っていただいて投票に行っていただきたいと思います」

投票結果は30日の給食時間の放送で発表され、当選した「推しメニュー」は9月の給食で提供されるということです。