医師免許はく奪へ
弁護人によると、男は今後1年以内に医師免許がはく奪、あるいは取り消されることになっている。主治医は自身が所属する病院に、男をスタッフとして受け入れることができると話した。
検察は被告人質問で、医師という立場を失うリスクを犯してまで、なぜ薬物に手を出したのか?男に問うた。
検察:
「医者が薬物を所持・使用し逮捕されることで、それがニュースになったり、職場を解雇されることをなぜ考えられなかったのですか?」
被告の男:
「(薬物を使用していた当時は)自分本位に考えていた。捕まることは分かっていたがその後どうなるかは考えていなかった。申し訳ございません」
男は学生時代にも大麻所持で逮捕されている。検察はさらに、その時の経験が今回の結末を連想させることはなかったのか?質問を重ねた。
被告の男:
「前やった時は学生だったし…こんな(世間に)注目されなかった」
男は学生時代に逮捕された時は「友人も逮捕されたことを知らなかったと思う」と語った。