長崎県佐世保市にあるハウステンボスは30日、全株式が香港の投資会社に売却され新しい親会社「PAG」の下での経営をスタートさせました。


30日朝のハウステンボスは、親会社が変わったことについて知らせる表示はなく、普段通り午前9時にオープン、経営陣の変更もなく、坂口克彦社長がいつものように来場者を出迎えました。


ハウステンボスは2010年から旅行会社のHISの下で経営再建を進めてきましたが、新型コロナの影響でHISの財務状況が悪化、30日付けで香港を拠点とする投資会社「PAG」に全株式が売却されました。


坂口克彦社長は「投資会社からは ”成長するために従業員を増やす” と言ってもらっている。大型投資や大型広告も行う。
これから成長できると思うので期待して欲しい」と話しています。


PAGはハウステンボスの運営について、今後5年間で数百億円を投下し、新しいアトラクションなどを増設、来場者を現在の倍の250万人~300万人に増やしたいとしています。