長崎県の最低賃金が1012日から現行よりも55円引き上げられ953円になることが決まりました。
長崎県の最低賃金については先月、労使の代表者らからなる「審議会」が物価の上昇などを考慮した結果、1時間「953円」とするよう労働局へ答申をしていました。
2日までに、労働組合側から引き上げ額が不十分との異議申し出が3件あったため「審議会」が再び開かれましたが、先月の答申どおり最低賃金を55円引き上げ953円に改正されることが決まりました。
長崎地方最低賃金審議会 深浦厚之会長:
「答申通り決定することが適当であるとの結論に達しましたので答申をいたします」
これに対する労使双方の反応はー
使用者代表・長崎県経営者協会専務理事 峯下隆久委員:
「昨年が45円、今年が55円、2年間で100円の引き上げになっていますので、非常に厳しい」
労働者代表・連合長崎副事務局長 種村和久委員:
「労働者側からすれば十分とは思ってませんけど、審議を尽くした結果でありますのでこれを受け入れながら引き続き来年に向けて1000円を目指したい」
55円の引き上げは過去最大です。新しい最低賃金は来月12日から適用されます。








