感染拡大に歯止めがかからない中、長崎県医師会は19日午後5時半から会見を開き、救急医療のひっ迫やコロナ対応病院などの病床使用率の急増などで、”医療体制は崩壊間近”と危機感を示しました。

長崎県医師会 森崎 会長:
「昨日、本日と4000人越えというこの今回の想像を絶する新規感染者の急峻なピークを受けて、オール長崎でこの難局を乗り切って、本来の穏やかな長崎県を取り戻したい」

県医師会は『医療現場からの緊急声明』を発表し、県民に対し──
・緊急時以外での救急車の使用を控えること
・無症状で検査を希望する人は、自分で抗原検査キットを購入したり、県の無料検査所を利用するよう呼びかけました。

また、感染拡大時は、日頃から解熱鎮痛薬などを準備し、症状が軽く重症化リスクの低い人は、夜間は内服薬で対処し、翌日にかかりつけ医を受診してほしいとしています。

一方、医療機関に対しては『発熱外来の拡充』や『コロナ病床の確保』を呼びかけました。