軽症や検査目的での受診が増加し、休日と夜間の”救急医療がひっ迫”していることを受け、長崎市は16日から長崎みなとメディカルセンターにドライブスルー抗原検査センターを設置すると発表しました。

長崎市のドライブスルー抗原検査センターは16日から土・日・祝日を含めた全曜日、長崎みなとメディカルセンターの駐車場棟に設置されます。


検査対象は、”中学生以上の長崎市民” かつ ”自家用車で入退場できる人”で、費用は無料です。
長崎みなとメディカルセンターの駐車場入り口で受付用紙を受け取り、車内で検体を採取、結果は、その場で通知され「陽性」の場合はセンターが保健所に発生届を提出します。
所要時間は15分~30分程度で、長崎市は一日最大300人の検査を受け入れる態勢を整えたとしています。
みなとメディカルセンターの門田 淳一院長は、現在の状況について──
・コロナ確保病床の8割~9割が埋まっている事に加え
・軽症や無症状者からの検査や受診の問い合わせでスタッフが電話対応に追われており
「本来やるべき救急医療や緊急性の高い医療ができなくなってきている」としています。

市では、夜間と休日の医療現場のひっ迫を解消するため、”緊急的に抗原検査センターを設置する”と説明し「医療が必要な人に確実に対応できる状況を確保する」としています。

ドライブスルー抗原検査センターは、
▽ 平日と土曜日は午後6時~10時まで
▽ 日曜と祝日は午後1時~5時までで
16日から当面(来月上旬まで)開設し、その後は県が設置する「陽性者登録センター」に引き継ぐ方針です。